第五作
眠狂四郎(市川雷蔵)は武士の妻だという檜垣ぬい(中村玉緒)の仇討ちを助勢した。その晩、ぬいは助太刀のお礼に肌を許すと言ったが、狂四郎の寝室へ忍び込んできたのは刺客であった。翌日、狂四郎のもとへ鳴海屋太兵衛(西村晃)が接近してきた。鳴海屋は藤堂藩に滅ぼされた海賊の財宝を幕府に献上する仕事に携わっていたが、江戸家老・跡部将監(安部徹)によって財宝は横領された。その上、跡部は財宝の秘密を知るものを皆殺しにすべく、次々と手にかけていた。それを知った狂四郎は、跡部に激しい憎悪を感じる。ぬいもまた跡部の一味であった…